三本烏兎さんの明日はどっちだブログ。

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大正電氣バスター 不良少女と陰陽師の感想。

 

 

 

大正電氣バスターズ 〜不良少女と陰陽師〜(1) (プリンセス・コミックス)

大正電氣バスターズ 〜不良少女と陰陽師〜(1) (プリンセス・コミックス)

 

 

プリンセスコミックスから発売された「大正電氣バスターズ 不良少女と陰陽師」杉山小弥花さん著です。

 

スリの不良少女と学生で陰陽師な青年と出会って、不吉な事件にかかわっていくというもの。

スリの少女は、震災で両親を亡くして、たくましく生きてます。

なぜ、そうなったかは、なかなかシビアな理由があります。

さっぱりした主人公で、この作者が得意な時代物で今度は大正時代であります。

過去作品よりは読みやすい気がします。

 

杉山小弥花さんの作品は全体的にセリフまわしが独特で、とても哲学的だったり、時代ならではの言葉を多用していたり、難解な作品が多いです。

でも、素直な恋愛ものではないけれど、その時代を生きた人なら考えていたかもしれない思考に触れるようで、面白い作風です。

 

私が最初にハマったのは、「当世白波気質」

 

当世白浪気質

当世白浪気質

 

 時は昭和二十三年。美術品泥棒の男が迷い込んだ山村で、美しい少女と出会います。

少女は神の使いに嫁ぐ予定。

美術品泥棒の男は少女を盗んでしまいます。

少女は段々、人になっていき彼に恋をしていきます。

美術品泥棒である青年は苦悩していくんですね。

じれったいけれど、簡単にいかない関係。

昭和の時代を本当に詳しく描いており、この作品で一気にファンとなりました。

 

他にも、明治失業忍法帖がおススメです。

本作が一番長い作品でした。11巻で終わりです。

これも本当にじれったい(笑)

 

時は明治のはじめ。

失業した忍者である男と偽装結婚をすることにした、菊乃。

彼女は女学校で新しい世界を学びたいのです。

家は古い考えであるから、親を黙り込ませるため。

婿入りの予定で一緒にいることになっていのだけど、本当に失業忍者がのらりくらりとしており本音を言わない。

なのに、時折出てくる独占欲に葛藤していました。

彼の素性にも秘密があって、他にも魅力的なキャラがたくさん出てくる作品でした。

方言とかめちゃ調べていらっしゃいますよね。

 

 

杉山さん作品は読む人が分かれます。

私は絵付きの小説と思ってますよ。

セリフと注釈で当時の世界観がとてもよくわかります。

絵柄も独特ですが、私は好みです。

 

 

どうぞ、普通の現代漫画に飽きた方、とても複雑な心理ものを読みたくなった方はぜひ、手にとって読んでみてくださいね。